コロナ?コロナ後遺症?慢性疲労症候群? 「アロマセラピーをやってみた」①喉と胸の痛み&感染予防編

2020年1月末&2020年12月末

一瞬だけ38°が出たのち、胸の痛みがひどくなる

暫く放置しつつも、2週間程治らないので、いつものようにメディカルアロマセラピーをやってみました。

 

コロナに対する精油についての報告:

”コロナに対して各所で様々な研究が行われているなか、精油についてもいくつかの報告がなされています。あくまでも試験管内で行った実験ですが、培養したH1N1菌株と精油に関する研究では、多くの精油にウイルスの生育を阻害する働きが認められた"との報告があります。参照:新型インフルエンザにも効果的~ティートゥリー|一般社団法人 日本看護学校協議会共済会

以下は私が海外で学んだメディカルアロマセラピーの知識をいかして対処した方法です。各々個人の責任の上、ご参照ください。

 

喉と胸の痛み&感染予防にアロマセラピーをやってみた

  1. 初期の痛み:加湿器等で精油を1滴落とす、またはお風呂に5滴落とす

  「あれ?ちょっと喉と胸の調子が悪いかな」程度の頃には、加湿器で湿度を50%程度に保ちつつ、以下のアロマオイルを1~3種類選んで1滴づつ加えます。

   少し体力があるうちには40°前後のお風呂に5滴加えるのもOK。

   *慢性疲労症候群でキツイ時のお風呂の入り方も追ってご紹介します。

 

オススメのアロマオイル

  <効果>抗菌、抗ウイルス、免疫賦活、去痰、空気清浄等

  抗ウィルス作用と抗菌作用がある「シネオール」と「モノテルペノール」という

  成分が豊富。穏やかな優しい香りが特徴で使いやすく、風邪の流行する季節や花粉症の季節などにとても役立つ精油ユーカリ・グロブルスに比べて1,8-シネオールの含有率がやや低く、ケトン類を含まないため、より安全に使用することができます。

 


 

このプラナロムのユーカリラディアタは私がパリでインフルエンザに罹った際に、薬剤師から勧められたオイルです。できればオーガニックのものがおすすめです。

 

 <効果>免疫刺激作用、抗ウイルス、抗菌・抗真菌作用等

 免疫刺激作用があり、さらに抗ウイルス、抗菌・抗真菌作用がある成分が豊富に含まれているので、様々な感染症の予防や花粉対策に効果的です。

強壮作用、リフレッシュ効果もあり、沈んだ気持ちを引き上げ、元気・活力を与えてくれます。鼻通りの良いシャープな香りは、リフレッシュしたい時や頭をスッキリさせたい時にもおすすめです。

 自生地オーストラリアの原住民であるアボリジニにとっては、ティートリーは聖なる木。古くからティートリーの葉を使って感染症をおこした創傷をなおしたり、出産時に使ったりしてきました。

私がオーストラリアのティートリーとユーカリの森で自給自足をする家族のコミュニティーに宿泊した時、森に満ちたユーカリティートリーの朝露を飲み水にしていました。

  • ラベンダー精油の王様と言われるラベンダーは150種類以上の効能が認められています。以下は主な効能です。

<効果>鎮痛作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗感染作用、抗炎症作用、抗リウマチ作用、鎮經作用、安眠作用、抗ウイルス作用、鎮静作用、心臓強壮作用、胆汁分泌促進作用、血圧降下作用、呼吸器系の不調改善、駆寄生虫作用、神経バランス作用、抗微生物活性作用、コロナ後遺症の一つといわれる脱毛症、髪の強壮効果もあります。


 

 

 私がイギリスでアロマセラピストの講習を受けていたことのあるメーカー「ニールズヤード」の商品もオススメです。

 


 

 

  • ハッカ油(ペパーミント)

 <効果>抗菌・抗ウイルス作用、消炎鎮痛効果、防腐効果、覚醒効果、防虫効果、リラックス効果

メントールに抗菌・抗ウィルス効果があり、マスクにつけるオイルとして一時期品切れ状態となりました。カビやダニ予防の効果もあり、私は乗り物酔い止めや花粉症対策としても20年以上愛用しています。ハッカ油を使い始めてから、酷かった乗り物酔いも花粉症もすっかり良くなりました。西洋ペパーミントよりハッカ油の方が私にはあっています。ハッカ油には添加物が加えられているものもあるので、100%ハッカ油のものを選びましょう。

 


 

 

2. それでも治らない喉と胸の痛み:オイルを喉から胸にかけて塗布する


 基本的にアロマオイルは植物から濃縮抽出したもので、その作用は植物そのももの100倍以上の効果があるものもあります。

 また、アロマオイルの分子は香りの成分として鼻の粘膜から体中に効果を伝えるものなので、基本的には加湿器やアロマディフューザーでの効果も相当なものがあります。

 それでもしつこい痛みが残った場合は、直接痛みのある胸の付近にアロマオイルをマッサージに使うことも効果的です。

ラベンダー、ティートリー、ユーカリラディアタ等のキャリアオイルにエッセンシャルオイル(精油)を希釈(溶かして薄める)してマッサージオイル(トリートメントオイル)を作り、喉から胸にかけて塗布します。

キャリアオイルはアーモンドオイル等が有名ですが、私は消炎作用、抗菌作用があるココナッツオイルを使ってます。

オーガニックのエクストラバージンオイルがオススメです。


 

 マッサージオイルは、エッセンシャルイオイル(精油)の希釈濃度が1%以下になるように作ります。濃度が高すぎると、お肌のトラブルになるなど、問題が生じる場合があります。

 エッセンシャルオイル(精油)の瓶には、1滴が0.05mlになるよう設計されたドロッパーが装着されています。このため、例えば50mlのキャリアオイルに対して10滴のエッセンシャルオイル(精油)を加えると、濃度1%のマッサージオイルになります。

 

 ただ、具合が悪くてどうしようもないときは、ラベンダーとティートリーは唯一高濃度で使えるオイルですので、きっちり1%に拘り過ぎなくても私はそのまま使ってました。

※自己責任です。

 

3.それでも治らない最終兵器:スプーン一杯のはちみつにユーカリ・ラディアータを1滴垂らして飲む

 

これは私がパリでインフルエンザに罹った時に、前途の薬剤師から教わった方法ですが、日本のメディカルアロマセラピーでは推奨されていません。

あくまで、最終兵器として自己責任でご参照ください。

 

私は喉の痛みが強い時は、マヌカハニーやジャラハニー、マリーハニーにユーカリラディアタを1滴垂らして口に含んでいました。

胸の痛みにはお白湯に混ぜてハーブティーのようにして飲むこともあります。

 

マヌカハニーは抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、免疫力アップ、咳止め、胃腸薬、火傷、虫歯予防、保湿やアンチエイジングなどの美容効果にも期待できることで有名ですね。


 

   

私は最近、マヌカハニーよりも抗菌力が高いのにGI値も低く、お値段も良心的なジャラハニーを愛用しています。

西オーストラリアに自生するユーカリ種の一種、ジャラの木からとれる蜂蜜です。

ユーカリの効能は上にあげた通りですし、味も黒糖の様に濃厚で旨味が強いと思います。

※有益さを持つ為の必要な抗菌レベルは10% (w/v) フェノール(消毒の計測)ですが、ジャラハニーの抗菌活性は25.1% (w/v) フェノール。同じ研究でマヌカハニーは、13.1% (w/v) フェノール ~シドニー大学の研究より

 

 

更にもう少しお得で味もサラッとしているのがマリーハニー
こちらもユーカリ種の一つマリーの木から採れる蜂蜜です。
 

 

 
 
4.その他予防の為の精油の使い方:アロマスプレーをマスクや掃除に使う

上記のユーカリティートリー、ラベンダーやハッカ油の精油をアルコールや精製水と薄めて空間・ドアノブ・便座など家中の拭き掃除や、外出時のマスクや襟元、デスクにシュッっとすることで、感染予防と共に気分のリフレッシュが図れます。

無水エタノール1割、精製水9割、または消毒用アルコール基材にアロマオイルは2~4%濃度が基本です。

 

以上、私の喉と胸の痛み&感染予防におけるアロマセラピーやってみたでした。少しでも参考になれば幸いです。